【新たな一枚板展示開始】自然乾燥を終えた一枚板を出してきました

榎本銘木店は銘木工房と併設された乾燥倉庫で、一枚板を数年間自然乾燥しています。もちろんただ置いてあるだけでなく、割れ止めの塗装を施したり反り止めの為の桟積み作業、木に住む虫が出てきていないか等の防虫作業、等常に監視をしながら保管しています。その様子を記事にしていましたのでご覧くださいhttps://www.kinoita.com/archives/7296 今回は約二年ほどの自然乾燥を終えた一枚板がまた数枚出てきましたので、新たな一枚板の展示準備中です!

先ずは榎本銘木店が保有するバーチカルプレーナー機械で割れ止め用塗料を剥がしつつ、乾燥期間中に出た板の湾曲を削って完全な平面を出す作業です直径は一枚板の平面出し

先ずは上の画像のブラックウォルナットから。真ん中が凹むように湾曲しているので、両端の高い所から削れていっている状態です。全体を削ったら刃を少し下げてまた全体を削っていき、一番凹んだ所まで達したら完全平面の出た一枚板の完成となります。

次に削る板は

モンキーポッド一枚板

素直な木目が綺麗なモンキーポッド一枚板。上の画像は全体に刃が当たって完全平面が出ている状態ですね。まだ刃の通った跡が残っていますが、これからの磨き作業で消していくので問題無し。綺麗に削れました。

もう一枚乾燥を終えたのが、少し変わった木の瘤(コブ)を板に挽いたもの

クラロウォルナット一枚板

瘤の一枚板

丸いので輪切りと思われる事も多いのですが、木の幹の輪切りではなく、横から飛び出た瘤をスライスしたものなので、もの凄く荒々しく特徴のある表情になります。磨きをかけて表情がハッキリ見えるようになるのが楽しみ。直径は90㎝前後あるので、ちょうど使いやすいサイズ感かなと思います。画像は裏面ですが周りにツノがたくさん出ていて荒々しい。どのように処理しましょ。お客様と一緒に考えましょう。

そしてこの平面出しの粗削りを終えてから、全体の磨きをかけて展示用塗装まで終えた、とりあえず二枚。

一枚板二枚

左は二枚目に削ったモンキーポッド一枚板と右が最初に削ったブラックウォルナット一枚板。どちらもハッキリとした艶と色味がでてきました。これから展示開始と、数日中にホームページの在庫紹介のページにもアップしますのでぜひぜひご覧ください。お店にありますので実際のモノをご覧いただけたら嬉しいです。


榎本銘木店では、お客様のご希望に応じて様々な一枚板製品を製作します。当店のたくさんの展示品の中から使い方や見た目の趣味に合わせて楽しく選んでください。榎本銘木店はそんな楽しみもあるお店です。木が大好きな人が集まるお店榎本銘木店です!

先ずは天板を選んで頂く事から始まります。こちらのリンクから一枚板を選んで頂ければ最高の品質で展示販売中の一枚板の商品を皆様のご希望に合わせてオーダー製作致します。

2016年以前のブログもご紹介
榎本銘木の一枚板加工日記 (exblog.jp)

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