当店に展示していた栓一枚板をカフェカウンターとしてご利用頂ける事になりました。
東京都文京区よりご来店くださったお客様に当店展示品をご覧いただき、ホームページでもご紹介していた高級素材の一枚板、全面に縮杢が出ていて素晴らしい輝きのある一枚板を選んで頂けました。
お客様と設計士様と共に図面と見合わせて、実際の一枚板にカットラインを書き入れながら図面と実際の素材の差異をまとめながら打ち合わせを進めていきました。
木は上に行くほど細くなるので根っこに近いほど太くなります。つまり一枚板にすると一定の幅ではないので、どうしても図面に書かれているサイズ通りには行かない所が大変。使用上絶対に守らなきゃいけないサイズと比較的自由なサイズなどをしっかりと打ち合わせで確認します。
今回肝になるのが壁からシンクを抜けてテーブル部分までの長さのカットでしょうか。図面に無いけれど1900㎜のカットラインが大切なポイントになりましたね。テーブル部分の幅が少し狭くなりましたがOKを頂けたので、ほぼお客様の理想通りに進められそうです。気に入って頂ける一枚板があって良かった。
設計士様の機転の利いた判断で、カットした端材は棚板に使用して頂ける事になりました。キラキラした木目が非常に美しい部位なのでとことん活用して頂けて良かった。この棚板だけでも素晴らしい価値のあるものですね。
カフェの工事現場の工程がすでに進んでいまして、今月中旬の納品と製作期間約2週間の急ぎの案件となりましたので、こちらが裏面の画像となりますが、早速工房へ持ち込んで製作開始になります。先ずは奥の大型機械で一枚板の平面出しから取り掛かります。お客様のご都合に合わせて、お約束の納期を必ず守りながら他の一枚板との製作の順番を入れ替えて進めていきます。
で、そういった事情で「いつでもいいよ」とお話頂けているお仕事が、順番変わって今回のお仕事の次に周ります。
こちらはいつもお世話になっている馴染の材木店様からのお仕事。全て平面出しからの塗装まで綺麗に仕上げていきます。まだ売れている訳じゃないとの事なので、集中して着手できるように順序を組み立てて進めます。一つ一つ丁寧に進めています榎本銘木店です。